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うぐるす歯科医院コラム

予防

こども矯正歯科クリニックに行ってきました*

3月13日に静岡県静岡市で開業されている「こども矯正歯科クリニック」と「アヒルの子歯科」へ勉強に行かせていただきました。近年、子どもたちのむし歯が減少傾向にある一方、新たなお口の問題として「口腔機能発達不全症」というものが注目を集めています。

この「口腔機能発達不全症」は近年の育児環境・食生活習慣などの変化により、現代の子どもたちの唇の力・舌を置く位置・ものを飲み込む力が衰えてきていると言われています。例えば周りのお子様でも「口をポカーンと開けている子」・「お肉がうまく噛めず飲み込めない子」・「いびきをかく子」・「常に鼻がつまっている子」などをよく見かけませんか?これらは「口腔機能発達不全症」の可能性があります。

この発達不全症により鼻づまり(鼻閉)・口呼吸が誘発されます。口呼吸があまり良くないことは様々なメディアや書籍でも取り上げられています。口呼吸によってばい菌を身体に取り込みやすくなる他、お口の筋肉のバランスが崩れ歯並びが悪くなったり、姿勢が悪くなる、顔つきにしまりがなくなるなど、様々な問題が発生する可能性があると言われています。

では、この口呼吸を改善するためにはどのような治療が必要なのか?それは「口を閉じる」「舌を正しい位置に置く」「鼻閉を改善する」。この3つがとても大切になります。3つのことは一見簡単に直せそうですが、実際この事を治療するのは非常に難しいとされています。しかし、この難しい問題をしっかりと改善するためのトレーニング(アクティビティー)を日本で先駆けて行っているのが、今回勉強に行かせていただいた「こども矯正歯科」さんです。

この歯科医院では非常に多くのお子様がお口のトレーニング(アクティビティー)をするために通われていました。ここでは呼吸の仕方・舌の置く位置の練習・口の閉じ方・姿勢の取り方を中心にお口以外の場所のトレーニングを映像や鏡・関連ツールを使用して行っています。このアクティビティーにより、歯並びはもちろんのこと、姿勢・顔つき(目や鼻や口元)が成長とともに変化し、改善している症例をたくさん見させていただきました。

なにより「こども矯正歯科」さんの院長先生を始めとし、スタッフの方々の子どもの成長に対する熱意や知識・観察力は素晴らしく、ここに通院されているお子様は楽しそうに歯科医院来院し、保護者の方も一緒になりアクティビティーを学ばれていました。むし歯もそうですが、口腔機能発達不全症を解消するためには家族みんなでの治療の取り組むことが、とても重要であると改めて思いました。

歯科医院とはむし歯や歯周病・歯並び・クリーニングなどを治療をする場所として、社会では認知されていることが多いと思いますが、これら歯科疾患に口呼吸が関与しているということを知っている方はそう多くはないかもしれません。今後、この問題を取り上げる歯科医院は必ず多くなってくると思います。

当院では、かかりつけとして来院してくださるお子様たちの将来のために、成長に関わる知識・治療法を勉強していきます。

皆様の周りの「口をポカーンと開けている子」を見つけてみて下さい。意外に多いですよ*

☆院長☆